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culture

服部 恭平

写真家

息をするように、写真を撮る
日常の中に見つけた自分らしさ

―モデルとして活躍する傍ら、2018年から写真家として本格的に活動をスタートされています。写真を始めるにあたって、フィルムカメラを選んだのはなぜだったのでしょうか?

プロダクトとしての「フィルム」が好きなんです。デジタル上ではなく、写真を仕上げていく工程でフィルムという物とフィジカルに触れる時間が魅力的だと思っています。今回撮り下ろした写真に写っているパズルや砂時計もそうで、どんな新機能が付いているとかではなく普遍的な物。そういったシンプルでずっと受け継がれてきた物に惹かれます。

―私物のアニエスベーのアイテムもいくつか撮影していただきました。昨年、夏のTシャツコレクションも写真家として参加されていましたが、アニエスベーとの出会いのきっかけについて教えてください。

写真家として活動し始めた時、青山にあるアニエスベー ギャラリー ブティックに憧れていたんです。ワールドワイドでありながら、有名無名問わずアーティストを支援するスタンスがかっこよくて、いつかここで展示したいと思いよく足を運んでいました。ギャラリーや店舗に通っているうちに、縁があってお声がけいただき、アニエスベーのTシャツを着用した友人を撮影することになって。そこで撮影した写真をアニエス・トゥルブレさんが気に入ってくれて、パリの店舗に飾ってもらえたことがとても嬉しかったです。

―今回撮り下ろしていただいた写真は、お父さんやご実家、海などのランドスケープが被写体になっています。どんなストーリーがあるのでしょうか?

東京の自宅と大阪の実家、そして家族旅行で訪れた淡路島で撮影しました。子供の頃からよく家の車で遠出していたんです。いつも父が運転をしてくれていたんですが、大人になった今、僕自身もあの時の父のように運転するのが大好きで「僕が絶対運転する」って。ふと助手席に座っている父を見たとき、感慨深くなってシャッターを切りました。離れて暮らしてから、両親が年を重ねていくことをより実感するようになって。それが決して嫌とかではなくて、まだ自分にはない感覚だからとても惹きつけられるんです。あと、実家にちょうどボタンが外れてしまったアニエスベーの白いシャツを持っていって、母にそのボタンをつけてもらいました(笑)その時あったピンクッションにアニエスベーのアイコンでもある星モチーフのピンバッジを刺してみたり。自宅の中でも光や色が綺麗な瞬間があったらパッとカメラを向ける。そうやっていつも生活の延長線で撮影しているんです。

―友人や家族、自宅の中で見つけた美しい瞬間など。服部さんの写真からは私的なストーリーをとても感じます。そういったスタイルに行き着いたのは何故だったのでしょうか?

心地よいと感じる暮らしや、生きていく上で出逢ったものを写真におさめたいんです。僕が語りたいのは強いメッセージではなく、自分が美しいと思うものや、どんな人間なのかを写真を通して伝えたい。それが自分との関係性において距離が近いものになる程、自分だけの表現になっていく気がしています。

PROFILE.

服部 恭平写真家

モデルとしてパリや世界各国のランウェイショーやファッション誌にて活躍。2018年よりライフワークでもあった写真を本格的に始動。友人や身近なものを被写体とした、ファッション写真やポートレイト撮影で活躍。2020年に写真集『2019-2020』を刊行。2021年には写真展〈Anytime!〉を開催。最近では、2023年4月に新作のzineを記念した写真展『hug and photo』を開催した。

Photography: Kyohei Hattori,
Interview: Megumi Koyama

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