ギャラリー デュ ジュール

1984年、アニエスベーはジュール通りに現代アートギャラリーである
ギャラリー デュ ジュールをオープンしました。1998年に、ギャラリー デュ ジュールの名はそのままに、ポンピドゥーセンター近くのカンカンポワ通りに拡大移転しました。そして2020年2月、パリ13区のLa Fab.内で再オープンしました。

「私は自分の好きなものを見せるギャラリーを作りたかったのです。ギャラリーと呼んでいるけれど、物事の色々な側面を見せるための場所、といえるのではないかしら。イメージを拡散する新しい方法を考え出して、皆がそれを手にできるようにしたいと思っています」アニエスベー


初代ギャラリーデュジュール

初代ギャラリー デュ ジュールは、1984年にジュール通りのサントゥスタッシュ教会の隣にオープンし、現在その場所は、アニエスベーのレディースショップになっています。その後、ギャラリーは、アニエスベーが17歳のときにアート作品の在庫管理のアルバイトをしていたジャン・フルニエギャラリーがあった縁のあるカンカンポア通りに移設されました。ギャラリー デュ ジュールではオープン当初から特に写真とグラフィティアートの紹介に力を入れています。

毎年約10回の展示・・・

ギャラリー デュ ジュールでは、毎年約10の展示を開催しており、マーティン・バラット、日比野克彦、ルル・ピカソ、ロマン・シエスレヴィチ、ナン・ゴールディン、クロード・レヴェックなど、画家やミクストメディアアーティスト、写真家たちを紹介してきました。アニエスベーは、ヨーロッパと北アメリカ大陸以外にも現代アートの世界を広げたジョルジュ・ポンピドゥーの展示マニフェスト『The Magicians of the Earth』(大地の魔術師たち) に強く共感し、フレデリック・ブリュリィ=ブアブレ、アチャリヤ・ヴィクル、セイドゥ・ケイタなど、アフリカや東洋のアーティストたちの作品を定期的に紹介しています。

ずっとグラフィティが好き

1984年に現代アートギャラリーをオープンして以来、アニエスベーは定期的に展示やパフォーマンスを開催しています。1984年の『The Ripoulin brothers』展、1989年の『Futura2000』展、様々なバックグラウンドを持つ18人のグラフィティアーティストたちを紹介した2001年の『The September get-together』展などがあります。アニエスベーはコレクターとしてもグラフィティアーティストの作品の収集に力を入れています。

「ずっとグラフィティが好きです。マルリーの森の木の幹に描かれたものや、レ・ボー=ド=プロヴァンスの採石場の石に刻まれたもの。70年後半から80年代にニューヨークの街中や地下鉄に溢れるグラフィティを見て、夢中になりました。ジャン=ミシェル・バスキアにはまだ会ったことがなかったのですが、「SAMO」という彼のサインを道端で見たことは覚えています。その頃、ノーマン・メイラーによる序文が書かれた、グラフィティに関する素晴らしい本を偶然に見つけました。素晴らしいだけでなく、極めて重要な本です!1984年に自分のギャラリーをオープンした時、私にとってのストリートアートを皆に紹介したいと考えました。フランスのグラフィティ集団Ripoulins (メンバー:Piro Kao, 3carrés, Ox, Manhu, Nina Childress, Closky and Bla+Bla+Bla) の作品は、当時地下鉄に貼られたていた大きな広告パネルに描くというものでした。 ギャラリーでは、私の心を打つ「外の世界」で起こっていることを展示し、アートの密やかで確固たる表現の中で重要であると私が思ったものに、皆の関心を向けてもらうことが好きなのです。Futura2000はスプレー缶を意義のあるものにしました!彼は人差し指の先で完璧な円を描く名人ですから」

アートについて語ろう!

1999年にアニエスベーは「対話 / 対比」という考えの下、『Elective Affinities』(親和力)というグループ展シリーズを作りました。それはアーティストたちが順番でゲストを選べるようにし、交流を広げる場を作るというものです。ギャラリー デュ ジュールは、写真展だけでなく、国際的に有名なアーティストや新進気鋭のアーティストによるグループ展も開催しています。それにより、アーティストたちが様々な手段で表現したいことを伝える場ができました。1985年には、アニエスベーは写真家たちにテーマを提示して制作をしてもらう提案をしており、そのアイディアは後に「Le Mois de la Photo」 (パリ写真月間) に採用されました。1996年には、この手法でアニエスベーが企画した展示の1つ『Des photographes et le cardigan pression』(写真家たちとプレッション・ボタン・カーディガン) がポンピドゥーセンターで開催されました。

ギャラリー デュ ジュール移転

2018年1月27日(土)、ギャラリー デュ ジュールのクロージングパーティーがパフォーマンス、上映やサプライズと共に盛大に行われました。カンカンポワ通りのギャラリー デュ ジュールは閉館し、 2020年2月La Fab.内で再オープンしました。

ギャラリー外での活動

ギャラリー デュ ジュールは世界中の現代アートフェアや写真フェアにも参加しています。

リブレリー デュ ジュール

2001年9月にオープンしたアニエスベーのブックストアが、長年に渡ってギャラリー デュ ジュールや展示に貢献してきたのはごく自然な流れでした。展覧会カタログ、書籍の共同出版、ポスター、アーティストのポストカード、Zineの発行といった重要な活動を行なってきました。

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