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ヒストリー

ヒストリー

繊細でありながらシックでカジュアルなスタイルを生み出し続けているアニエスベーは、「心境を表現するスタイル」をパリジャンたちに定着させる立役者となりました。
「私にとって服は、その人に合うかどうかというフィーリングがすべてで、表現手段の1つに過ぎないのです。誰かをいい気分にしたり、魅力を感じてもらったり、より良くすることができれば嬉しいです。」

1973年、アニエスベーはブランド名を登録しました。このブランド名の背景となるエピソードは60年代に遡ります。当時『ELLE』で働いていた彼女は、書いた記事に署名をする必要がありました。「準備していなかったのです。[中略]だからこう言いました、「アニエスベー(agnès b.)とだけ書いておいて」と。ライターのフルネームを使わないときは、記事の署名はそのように記載することになっていて、その時自分の手書きのサインからロゴを考案したのです。」

1975 アニエスベー誕生、1号店をオープン

「私は長い間、その時々のトレンドではなく、とてもシンプルな服、そしてそれらと組み合わせるいくつかの女性らしい服を見せる場所が欲しかったのです。私はシンプルで、少し粗野な素材、それに着心地のよい素材が大好きです」

アニエスベーは最初のショップをパリのレアール地区にある古い肉屋を全面改装して開業しました。その地区は当時急激に発展している最中でした。この1号店は、オフィスやアトリエとしてだけでなく、表現の場、あるいは出会いの場としても使われました。壁には、グラフィティや、様々なポスターが貼られ、鳥が自由に飛び回り、座って会話を楽しみ、音楽を聴くことができる場所でした。

1977 ボーダーTシャツ

1977年にアニエスは、あるラガーシャツの製造者に出会いました。ラガーシャツはボーダーの厚いコットン地を裁断して作られていますが、アニエスべーは、その生地を特別な色で染め、襟なしのTシャツを作ろうと思いつきました。このボーダーTシャツは、アニエスべーのアイコンピースの1つとなりました。

1979 カーディガンプレッション誕生

「私は毎日のように着ていたスウェットシャツをもっと実用的にしたいと思って、大きなハサミで切ってみたのです。何かを創り出しているなんて気が付きもせずにね!」

1981 ニューヨークへ進出

ニューヨークの最初のショップは、ソーホーのプリンス・ストリート116番地にオープンしました。当時はまだ工業地区だったこの地区は、70年代のパリのレアールと同じように変化している最中でした。「パリのジュール通りに店を開いた時と同じように、自分たちが開拓者になった気分でした」アニエスベーのパリらしさの溢れるコレクションは、すぐにアメリカのジャーナリストたちの関心を集めました。

1981 agnès b. HOMME 1号店をオープン

パリのジュール通り3番地にメンズ服のライン、agnès b. HOMME (アニエスベー オム) の最初のショップをオープンしました。

1981 agnès b. ENFANT 1号店をオープン

「私はいつも、大人と子供、2つの世界の間にいるのです」アニエスベーは子供服のラインを立ち上げ、パリのジュール通り2番地にagnès b. ENFANT (アニエスベー アンファン) の最初のショップをオープンしました。

1983 アニエスベー、日本上陸

アニエスベーのコレクションは日本の人々に愛され、またたく間に評判になりました。『東京のアニエスの家』と名付けられた青山店は、いつも多くの人で賑わっていました。

1984 galerie du jour オープン

パリ・ジュール通りのサントゥスタッシュ教会の隣に、現代アートギャラリーである「galerie du jour(ギャラリー デュ ジュール)」をオープンしました。1998年にはギャラリー デュ ジュールの名はそのままに、ポンピドゥーセンター近くのカンカンポワ通りに拡大移転しました。

「私は自分の好きなものを見せるギャラリーを作りたかったのです。ギャラリーと呼んでいるけれど、物事の色々な側面を見せるための場所、といえるのではないかしら。イメージを拡散する新しい方法を考え出して、皆がそれを手にできるようにしたいと思っています」

1986 写真集『Des photographes et le cardigan pression』発売

1986年、アニエスベーはジャン=バティスト・モンディノ、ジル・ベンシモン、ドミニク・イッセルマン、ジャンルー・シーフなど64名の写真家を選び、カーディガンプレッションを撮影。それらの写真は同年にギャラリー デュ ジュールにて展示され、写真集『Des photographes et le cardigan pression』(写真家たちとプレッション・ボタン・カーディガン) としても出版されました。

1987 ロンドンへ進出

1987年、イギリス・ロンドンのフルハムロードにブティックがオープンしました。

1993 agnès b. VOYAGEが誕生

バッグと革製品のライン「agnès b. VOYAGE(アニエスベー ボヤージュ)」が誕生。端正なラインと美しい素材を使用し、毎シーズンコレクションを展開しています。

1993 サラエボハートをデザイン

サラエボ包囲が始まって間もなく、アニエスはハートのモチーフをデザインしました。そのハートのピンバッジはアニエスベー全店で販売され、売上金はサラエボ市民の食料や薬を送っていた「プルミエール・ユルジャンス」という団体へと寄付されました。

現在、アニエスベー財団・基金は「サラエボハート」コレクションの売上収益を、「WARM財団」へ寄付しています。この団体は、サラエボ包囲の際にサラエボ市の守備を請け負っていたディヴィアック将軍によって設立され、サラエボ戦争によって孤児となったり、後遺症に苦しんだりしている子供たちが学校や大学に復学し、教育や余暇の活動に参加できるよう支援を行っています。

1993 コンドームの無料配布

エイズ予防啓発運動の一貫として、1993年にパリ、1995年には日本でもアニエスベーのブティックにてコンドームの無料配布を開始しました。

1995 香港への進出

1995年に、香港へ進出しました。

1996 カーディガンプレッション展示開催

パリのポンピドゥーセンターで『Des photographes et le cardigan pression(写真家たちとプレッション・ボタン・カーディガン) 』展を開催

1997 『ポワンディロニー』発刊

私のアートへの愛情から、ポワンディロニーという冒険が始まりました。発行部数は毎号10万から30万部で、可能な限り多くの人の手に渡るように、世界中のギャラリー、美術館、カフェ、学校、映画館、アニエスベーショップで配布されています。電子化の時代に敢えて、触り、読み、額装したり、集めて保存したりすることができる紙の作品を提供するというのがアイディアのもとでした」

ポワンディロニーは年に約4回のペースで発行され、アニエスベーとハンス=ウルリッヒ・オブリストがアーティストを招待し自由に作品を展開しています。ポワンディロニーという名前は、19世紀の終わりにフランス人作家のアルカンテール・ド・ブラームによって考案され、文書の皮肉めいた内容を指し示すために (感嘆符や疑問符と同様に) フレーズの最後に使われる記号に由来しています。

1999  SPORT b. ローンチ

ノースリーブや袖の付いたフード付きのコットンジャージのTシャツや、メルトン素材のスウェット、小物など、気軽に着ることができ、着心地の良いスポーツ用のコレクションが登場しました。

2003 タラ財団設立

タラ財団は2003年に設立されたフランスの非営利団体で環境保護のために活動しています。非常に過酷な状況にも耐えうる科学探査船タラ号は、高度な科学調査・研究のプラットフォームとなっています。

2003 香港アートセンター内にアニエスベー シネマ創設

2003年に、香港アートセンター内にアニエスベー シネマを創設しました。

2004  レザバトワール美術館での展示

フランス・トゥールーズのレザバトワール美術館にて、アニエスベーのプライベート現代アートコレクション展を開催しました。

2006 30周年!

アニエスベーの創立30周年を記念して、パリのオランピア劇場で大規模なファッションショーとライブを開催。ライブにはアニエスと親交の深いパティ・スミスも参加しました。音楽に情熱を燃やすパティ・スミスは、アニエスベーにとって「若者たちにとって生きる神話であり、彼らのファッションに強い影響を与える存在」です。

2009 アニエスベー財団を設立

2009年に、アニエス・トゥルブレは通称「アニエスベー財団」を設立しました。社会の不公平なことに対する闘いや環境保護に対するアニエスベーの深いコミットメントを実践する使命を担うと同時に、文化や創造に対する継続的な支援も行っています。

2009 To b. by agnès b. デビュー

To b. by agnès b. (トゥービー バイ アニエスベー) は、アニエスベーが愛する若い女性たちに向けて作ったライン。アニエスベーは彼女たちのために服をデザインするのが大好きです。

「自分がその年齢だったら着たいと思うものを想像するの」

2014 映画『わたしの名前は・・・』公開

アニエス・トゥルブレ、通称アニエスベーの初の映画監督作品『わたしの名前は・・・』はフィクション映画で、ダグラス・ゴードン、ルー=レリア・デュメールリアック、シルビー・テステュー、ジャック・ボナフェ、マリー=クリスティーヌ・バロー、ジャン=ピエール・カルフォンらが出演。フランスを始め各国で公開され、世界有数の映画祭でも上映されました。

2015 LAMでの展示

アニエスベーのコンテンポラリーアート・コレクションがLAM (リール・メトロポール現代美術館) にて展示されました。

2016 40周年!

アニエスベー創設40周年を記念して、パレ・ド・トーキョーでファッションショーを開催。ブランドのDNAを呼び起こすルックがランウェイを飾りました。

2016 書籍『agnès b. STYLISTE』発売

ブランド創立40年を記念して、書籍『agnès b. STYLISTE (アニエスベー スティリスト)』を発売しました。

2016 『VIVRE !!』展

国立移民史博物館にてアニエスベーの現代アートコレクション展『VIVRE !!』が開催されました。

2016 ヴェルサイユにブティックをオープン

アニエスの生まれた地でもあるフランス・ヴェルサイユに、新しくブティックをオープンしました。

2017 Collection Lambertでの展示

アニエスベーのアートコレクションから400点以上の作品を、フランス・アヴィニョンのCollection Lambert(ランベール・コレクション)にて展示

2018 書籍『Les années agnès b.』発売

『Les années agnès b.(アニエスベーの時代)』(ミリアム・ ショパン、オリヴィエ・ファロン著)を発売。アニエスベーがこれまで辿ってきた、ユニークかつ前例のない軌跡を通して、フランスにおける知的文化活動やアートの歴史を追体験することができます。

2019 アニエスベー・ローズ誕生

NGO団体のヒューマン・ライツ・ウォッチのチャリティオークションで、アニエスベーはローザ・ユニカより、薔薇に自分の名前をつける権利を購入しました。それがアニエスベー・ローズ誕生の由来となりました。明るいグリーンの生き生きとした枝葉を持つこの薔薇の色は、光と温度によって変化し、他にも特筆すべき特徴として、とても珍しい檸檬のような芳香を醸します。この苗木はフランスのアニエスベーフロリストのショップで販売されます。アニエスベーは薔薇をプリントしたTシャツとシルクのスカーフをもデザインし、それらのアニエスベー・ローズの苗木による収益の一部は、ヒューマン・ライツ・ウォッチに寄付されます。この団体は世界指折りの国際的な人権保護団体で、尊厳と正義と平等のために90か国以上で調査を行い、あらゆる虐待行為に対して警鐘を鳴らしています。

2019 カーディガンプレッション40周年!

ブランドを象徴するカーディガンプレッションの誕生40周年を記念して、アニエスベーの依頼を受けた60名あまりの写真家とアーティストたちがカーディガンプレッションについての解釈を自由に表現しました。現代アートシーンで活躍中の若いアーティストたちや、著名なアーティストたちが、カーディガンプレッションを主題に、40X60cmのサイズで作品を制作しました。

また、展覧会『PHOTOGRAPHERS … ARTISTS AND THE SNAP CARDIGAN(写真家たち...アーティストとカーディガンプレッション)』が、アニエスベー パリ本社にて開催されました。この展覧会は、ギャラリー デュ ジュールがオープンして2年目の1986年に、パリ写真月間の一環として開催されたカーディガンプレッションの初の展覧会の流れを汲んでいます。

2019 書籍『Le cardigan pression』発売

カーディガンプレッション誕生から40周年を記念して、その歴史を遡る書籍『Le cardigan pression』(カーディガン・プレッション)が出版社Editions Assoulineより2019年9月に発売されました。文章は『L’Obs』誌のファッション批評家でもあるジャーナリストのソフィー・フォンタネルによって書かれました。

2019 東京・渋谷にコンセプトストアがオープン

全3フロアからなるショップ内では、レディース、メンズ、バッグ、コラボレーションアイテムなどを展開、3Fにはカフェを併設しています。カフェスペースでは、DJイベントやアーティストのパフォーマンス、映画週間での展示などが行われています。

2020 文化複合施設「La Fab.」がオープン

2020年2月、パリ13区のジャン=ミシェル・バスキア広場に「La Fab.(ラ ファブ)」をオープンしました。2019年に閉館したギャラリー デュ ジュールもLa Fab.内で再オープン。

館内には、アニエスベー自身のアートコレクションを展示するスペースに加え、絵画、写真、彫刻など多様な作品を展示・販売するギャラリースペース、ブックストアが併設されています。ここでは『ポワンディロニー』の配布や出版活動も行われるほか、アニエスベー財団・基金やタラオセアン財団による社会・環境活動の情報も発信されています。

2023 日本上陸40年!

アニエスベーの日本上陸40年を記念して東京・代官山で、Signé agnès (b.)「アニエスベーを巡る」展を開催。パリの1号店の再現や、アニエスが長年撮影してきたフォトアーカイブ、パリの街並みを写したARスペースなど、アニエスベーが大切にしてきた遊び心と驚きが詰まった展示となりました。

2023 京都・祇園にアニエスベーカフェがオープン

アニエスベーの日本上陸40年を記念して東京・代官山で、Signé agnès (b.)「アニエスベーを巡る」展を開催。パリの1号店の再現や、アニエスが長年撮影してきたフォトアーカイブ、パリの街並みを写したARスペースなど、アニエスベーが大切にしてきた遊び心と驚きが詰まった展示となりました。

2024 書籍『agnès b. stories』発売

アニエスベー日本上陸40年を記念して制作された、アニエスベーのスピリットに共鳴する俳優やミュージシャン、アーティスト達に加え、アニエスベーを愛するスタッフ40名が登場して彼らのアニエスベーにまつわる物語を紡いだデジタルコンテンツ「my agnes b. Story」を再編集した書籍を発売。

2025 50周年!

アニエスベー創設50年となる2025年、10月にフランス・パリでランウェイショーを発表。50周年特設サイトやコンテンツをローンチしました。

2025 パリ・東京でランウェイショーを開催

アニエスベーの50周年を記念して、2025年10月にフランス・パリでランウェイショーを発表。2026年3月には東京・フランス大使公邸で、日本では約10年ぶりとなるショーを開催しました。

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